【もうすぐ蒲田元気大作戦】2日で67店を巡る伝説の呑兵衛 自称ミスター蒲田元気会氏に迫る!

いよいよ開催が近づいてきました! 大田区最大級のはしご酒イベント”蒲田元気大作戦”!

このイベントを最大限に楽しむための”予習”として、蒲田の飲み屋を500軒以上開拓した我々カマタノミが手掛ける企画の第二弾記事です。(こちら案件ではなく、イベントが楽しみすぎて勝手に企画しています!)

そもそも、このイベントがどんな内容なのかの詳細を知りたい方は、第一弾記事でまとめておりますのでまずはそちらをご覧ください↓

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このイベントで我々カマタノミは二日間で胃のキャパやイベント実施時間と闘いながら18軒もの飲み屋を回ることができ、かなり楽しむことができました! が、それもイベント参加店全体である67店からすると3割にも満たない店舗数。全店舗回るのは到底無理であり、断腸の思いで回る店を取捨選択しなくてはいけないと思っていました。しかし……

我々はある噂を嗅ぎつけました。どうやら、”蒲田元気大作戦の参加店全67店舗を開催期間内に全て回った猛者がいるらしい”と…。本当にそんなことが可能なのか…?

その呑兵衛の名は「ミスター蒲田元気会」氏。

我々カマタノミはその伝説の呑兵衛ともいえる「ミスター蒲田元気会」氏を取材させてもらうことができましたので、その様子をお送りいたします!!

カマタノミと「ミスター蒲田元気会」氏の出会い

実はカマタノミが「ミスター蒲田元気会」氏と出会ったのはこの取材が初めてではありません。以前カマタノミが主催したイベント「蒲田呑兵衛大賞」で初めてお会いしていました。

「蒲田呑兵衛大賞」とは、期間内に蒲田の飲食店で支払ったレシートを持参することで回った店舗数と金額を競うイベントだったのですが、集計最終日に大量のレシートの山を受付ブースに持ってきて、それまで優勝候補だった参加者をぶっちぎりで抜いてダントツの一位になったのが、この「ミスター蒲田元気会」氏だったのです。

この時点で既に、その片鱗は見せていたということです…

蒲田元気大作戦で全店舗回ったって本当なの?

取材を初めてすぐにこの本題に入ったところ、「ミスター蒲田元気会」氏はおもむろにカバンからある物を取り出しました。「よく本当に全店回ったのか聞かれるから、その時はこれを見せるようにしてるんだよ」と…。

なんだこれは…

これは、蒲田元気大作戦のイベント当日、実際にその店舗に行ったことを証明するためのショップカード。店員さんに書いてもらったサイン及び実際の来店時間が記されたものをまとめたファイルでした。

手にとって見せてもらいましたが、我々カマタノミはその瞬間に確信しました。

「なるほど、これは本当に全店回っているな」と…。

全店舗回るための戦略

いやいや、でもまだおかしい。証拠を見せられてもまだ納得しきれない。笑

何よりも気になったのは、その時間配分。蒲田元気大作戦2023は一日目が36店舗、二日目は31店舗の参加。比較的楽な二日目の31店舗ですら、イベント開催時間帯が15時〜22時の7時間(420分間)なので、1店舗あたり13分半で回っている計算。

この13分半という時間は、飲み食いしている時間だけではありません。

「入店待ちの行列に並ぶ時間」→「料理が提供されるまでの時間」→「食べる&飲む時間」→「お会計をする時間」→「次の店へ移動する時間」。

これら全てを合わせて平均13分半で収めてるということなのです。そんなこと、できるのか? いや、でもこのショップカードを見ていると確かにそのペースで回れている…。なぜこのペースが実現できている…? 我々の頭からはハテナが消えません。

「ミスター蒲田元気会」氏曰く、全店舗回るコツは ”各店の座席数の把握” と “注文メニューの工夫” 。

独自に作ったエクセルには「席数」と「注文予定のメニュー」が

極端な話、「100席のお店の行列10人」と「7席のお店の行列10人」だと行列の長さは同じでも実際に並ぶ時間は雲泥の差…。だからこそお店の席数キャパを事前に予習しておくことで、待ち列に今並ぶべきか、それとも今は並ばずに時間を改めて行列の短い時間帯で再挑戦するべきかを瞬時に見極めているとのことです。この全店制覇で一番の敵は「移動時間」と「並んでいる時間」。それを少しでも減らすための予習は怠らないということなのでした。

そして “注文メニューの工夫” というのもかなり重要。理想はテイクアウトできるメニュー。入店しないのでほぼ列に並ぶ必要がないし、何よりその場で飲食しなくて良いので胃のキャパのことを考えると一番嬉しい。家まで持って帰れるメニューが嬉しいが、そうでない場合は次の店に行くまでに飲んだりするらしい! 移動時間すら飲んでるなんて、これが真のハシゴ酒か…。

それから、提供時間のことも考えているそう。テイクアウトできるメニューであったとしても、調理から提供までに時間がかかるくらいなら、スピードメニューを頼んでその場で食べてしまうことを選択するとのことです。胃のキャパを心配するよりも1秒でも時間を短縮することの方が優先! いや、そりゃ理屈で考えたらそうなのかもしれないが、普通はこんなペースで飲み食いできるもんじゃないですよ…。

1秒たりとも時間を無駄にしない、このマインドこそが全店舗制覇を実現した所以なのでした。

ちなみに、駅周辺から離れた場所にあるお店(居酒屋わたなべさんは駅から徒歩15分ほど)にはタクシーを使って移動していたようです。ここまで色々話を聞いていたらこの蒲田エリアだけで開催されているイベント中にタクシーを使うことくらいでは驚かなくなりました。まさに分単位で動く一流芸能人かのようなハードスケジュール。

一日目よりも二日目の方が元気…?

我々が取材をしていて最も耳を疑ったのが「一日目よりも二日目の方が元気なんだよね」というセリフ。

いやいや、一日目に30軒以上ハシゴして暴飲暴食レベルで食べ飲みして、次の日の方が元気でいられるなんて信じられますか…? というか、仮に回復できたとしてもさすがに前日何もない一日目の方が絶対体調は万全でしょう! どういうことなんですか…(理解不能)

カマタノミの問いに「ミスター蒲田元気会」氏はこう答えました。

「いや、初日の前日は寝れないんだよね。うまく回れるかなとか、寝坊したらどうしようとか。でも一日目が終わったらこれ以上ないくらい飲んでかなり疲れているから結局ぐっすり寝れて、二日目の方が元気になる。二日酔いにはあんまりならないし、回復力には自信があるんですよ」

取材の日も飲んでます

な、なるほど…。30軒もハシゴしておいて二日酔いにならないとはどんな体してるんだ、とか、だったら一日目の前日にも飲んじゃえばいいのでは…? とか色々言いたいことはあるが、ここまで徹底的に準備している「ミスター蒲田元気会」氏のこの挑戦にかける思いは相当なものなんだな…と自らを納得させたのでした。

全店制覇をしようと思ったきっかけ

今年で開催11周年となった「蒲田元気大作戦」ですが、イベント黎明期の頃はイベント主催側から各店舗に回ったら押せるスタンプラリーが用意されていたそうです。それを楽しんでいたところ、いつしかそのスタンプラリーも廃止され、それならば自分でなるべく多くのお店を回った証としてセルフでスタンプラリーをやるようになったとのことでした。

本格的に全店制覇を目指し始めたのはイベント開催が東西に分かれてから。それまでは東口のお店と西口のお店が別日開催ではなく同時に行われていたため、移動時間を考慮すると全店回るのは非現実的だったそうです。

しかし東西別日開催になったことで参加店舗の位置関係が凝縮され、効率的に回れるようになったことから、なるべく多くのお店を回りたい気持ちが高まり、全店制覇のために全ての戦略や行動を最適化していくようになったとのこと。なるほど。

2024年の蒲田元気大作戦はどう戦う?

そしてついに開催が近づいてきた2024年の蒲田元気大作戦。果たして「ミスター蒲田元気会」氏はどのような戦略を考えているのでしょうか?

今年の注目店は初参加の梅林さん

まずは過去の反省から、お店の位置の把握として下見は終わらせておきたいとのこと。

メニューももちろん既に想定済み。例えば、KAKUMEI Burgerではテイクアウトできるバーガーよりも、提供が早いであろうフランクフルト。後に回せるテイクアウトよりも時間を優先。全くブレることなく基本戦略に忠実な下準備をしていました。

今年の注目ポイントは「お店によってイベント参加時間帯が異なる」こと。2023年は全店舗一律で15時〜22時でしたが、今年は14時から始まるお店もあれば16時に始まるお店もある。21時にイベント参加が終了するお店もあれば24時までやっているお店もある、と最大14時~24時の10時間楽しめるようになったことは、なんといっても外せない要素です。

色々注目店はありますが、中でも今年初参加の梅林グループどういう雰囲気になるのかは楽しみにしているとのこと。イベント参加開始が16時なので、そのタイミングにはついておかないといけないなあと呟いていました。開始時間が早いお店は駅前の中心地にあるお店が多いので、その辺りから攻めようと思っている、と回るエリアの想定もかなり進んでいるようでした。

そして、ただ飲食店を周るだけじゃなくて、サブコンテンツの蒲田元気大作戦クイズもちゃんとクリアする意気込みバッチリ。事前に解ける問題は解いてあり、このイベントを最大限楽しみつくす姿勢が伝わってきました。

ミスター蒲田元気会氏が思う、蒲田元気大作戦の良さとは?

カマタノミは改めて聞いてみました。蒲田元気大作戦の良さとは、どんなところなのでしょうか?

「やっぱり、これをきっかけに色んなお店を知れることが良いよね」と。なかなか普段入らないようなお店でも、このイベントに参加しているというだけでお店の扉を開けやすい。そしてお店自慢のお酒や料理を楽しむことができて、美味しかったな、とかお得だったなとか、そう感じたお店はイベントの後でも訪れたりされるそうでした。

他にも、イベント中でもそれぞれのお店の常連さんとかが来ているので、そのお客さんの様子とかを見て、客層も含めて自分の好みのお店かどうかということが印象に残りやすい。あとはこういったショップカードにサインを求めるようなことをやっているのでそれを機にお店の人とコミュニケーションが取れて知り合えるのも良いことと仰っていました。

終始楽しそうに話されていました

全店を制覇することは並大抵のことではないので、もはや蒲田で飲むことを楽しめていないのでは?と懸念していましたが、そんなことは全くの杞憂。30軒ハシゴというとんでもないことをやってのけつつ、しっかりとお店の人やお客さんと交流されていて、この蒲田元気大作戦を誰よりも楽しんでいるのでした。

あ〜〜、こんな話を聞いていたら、我々カマタノミも蒲田元気大作戦当日がどんどん楽しみになってきたぞ!

さあ、今年は何軒回れるかな?

最後に

「今年も全店制覇するぞ! もし元気大作戦の当日に自分を見かけたら優しく声かけてください。そしてもし、再会して2回目声かけられても、酔っ払ってて覚えてるかどうかわかりません! それは先に謝っておきます笑」

そう明るくコメントをくださり取材は締め括られました。

飲みながらの取材で場所をお借りしたのは記事中にも出てきた「居酒屋わたなべ」さん。この「居酒屋わたなべ」さんのオーナーさんが、2023・2024と蒲田元気大作戦の運営団体の会長を務めています。とても美味しかったです! ご馳走様です!!

取材が終わり帰路についたと思いきや、「ミスター蒲田元気会」氏は、その足で今年の初参加店の立地の下見に向かわれてました…。笑

蒲田元気大作戦は、2024/10/26・27の二日間開催!

皆様もぜひ一緒に楽しみましょう!!

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