※この記事は、2023/10/31 22:48 にnoteに投稿された記事です。
こんばんは、蒲田で呑むゴリラです。
皆さんは、果たして蒲田に何軒飲み屋があるのか、気になりませんか?
蒲田によく飲みにいく身として気になったので、実際に歩いて数えてみよう!と。
ようやく!ようやく!
全て数え終わりました!!!!(拍手)
その数なんと1,196軒!
このプロジェクトを開始する宣言が2023年4月でしたので、約半年弱かかったことになります。
もうすっかり忘れてたんですが、当初1,000〜1,500軒ほどと予想をしていたんですね。幅を広く取っていたとはいえ、ちゃんと当たっていたのでびっくりしました。
さて、ここからはウィニングラン的に、この歩いて数えるプロジェクトを取り留めもなく振り返っていこうと思います。
– 密度がエグい –
改めてですが、飲み屋の密度がエグいです。そもそも蒲田は、新宿や渋谷のような都市とは違います。そんな都市設計的に飲食店が「朝の東西線レベル」に詰め込まれている超密集都市ではないにもかかわらず、これだけの飲み屋の密度、そして飲み屋が蔓延る範囲面積があるというのは目を見張るものがあるんじゃないかと思います。
個人的に、そんな蒲田の中でも特に密度がすごかったエリアを1つピックアップしてみましたので、ぜひご覧ください。
– 西蒲田の魔境 蒲田センタービル –
下の地図をご覧ください。
地図下部にはバーボンロードやサンロード上に店が密集しているのがお分かりかと思いますが、そのもう少し上、なんかやばい場所ありませんか?
ここです。その名も蒲田センタービル。
外の看板から数えるだけでも、この建物だけで恐らく24軒の飲み屋が入ってます。ご覧の通り、飲食店以外にも写真スタジオやレンタルスタジオなども入っています。恐ろしい。なんですかこの建物は。しかも、チェーン店が並び誰でも気軽に便利なサンライズモールのど真ん中に堂々と佇む。こんな雰囲気はなく前兆もなく突如現れます。これが蒲田か。
– 苦悩の”数える”オペレーション –
はっきり言って、この企画を始めた当初はそもそもどうやって数えようか、数えた飲み屋の数をどうやって管理しようか? 自分でも全く分かっていませんでした。チェックカウンターを持ってカチカチやりながら街を練り歩くのか? スマホにメモっていくのか? 蒲田の地図を買って、一軒一軒書き込んでいくのか?
色々考えた結果、「地図を買って書き込もう」という決意し、早速本屋へ。地図コーナーに早歩きで向かいました。しかし…
売られていた地図は、よくて縮尺が1 / 7,000。とてもじゃないけど地図が小さくてこんな縮尺では書き込めません。「こちらはお金を出すと言っているのにもかかわらず、飲み屋の数を地図に書き込むことすら叶わないのか」まだ全く歩いてもいないのに、この歩いて数える企画の難しさに絶望しました。
– 縮尺1 / 1,500 理想の地図 –
絶望の中、諦めずさらに色々調べていると、なんとまさに我々のために用意されたんじゃないかとすら思うサービスがあったのです。それは…
本屋でようやく見つけた地図で一番大きいのが縮尺1 / 7,000だったのに対し、この「ゼンリン住宅地図プリントサービス」はなんと縮尺1 / 1,500!もう神かと思いました。こちらは1枚印刷するたびに400円なので本屋で売られている地図と比べるとかなり割高ですが、蒲田の飲み屋を全て数え切ると決めた以上、もうそんなことは関係ありません。(結局、全エリアを網羅的に印刷するのに12枚=4,800円使いました)
– 外観を撮って 地図に書き込む –
結局、試行錯誤して落ち着いたオペレーションはこんな感じでした。
【現地作業】
①歩いて飲み屋を発見する
②スマホで外観の写真を撮る
③手元の地図に軒数を書き込む
【自宅作業】
④写真フォルダと地図を見ながら、Google My Mapsにピンを立てていく
⑤My Mapsからスプレッドシートにエクスポートする(リスト化)
↑ 数え歩いている時の基本体勢がこんな感じw このためにわざわざバインダーを持ち歩いていました。
– 圧巻の12枚 大蒲田飲み屋地図 –
こんなことをやっている奴は日本中探しても私一人しかいないと思います。
– スーパー自己満 蒲田全飲み屋リスト –
せっかく全部の飲み屋を数えたので、飲み屋の件数が分かるだけじゃ面白くない。「リスト作っちゃえ」と。半年かけて蒲田駅周辺の全ての道を歩き全飲み屋をマッピングした我々にもう怖いものなどありません。いや、怖いものないというか、もはや蒲田の飲み屋のことしか見えてない。視野、激狭です。猪の1000分の1もないです。
– リスト化して見えた蒲田の街の色 –
なんと、こんな壮大なリストを作っといてなんですが、使い道は全く分かっていません。でも、こうやってリスト化することによって、実は蒲田にスナックは210軒もあるとか、全体の56.3%(居酒屋に限ると74.6%)が路面店なのでハシゴ酒しやすいとか、居酒屋のうち10%くらいは立ち飲み席があるとか、そういう飲み屋街としての「蒲田の色」が見えてきた気がします。
– 最後に –
note記事で#1〜#10にわたる長いシリーズでしたが、ここまで読んでくださりありがとうございます。これを最後まで読んでくださったあなたの蒲田愛もひしひしと感じているところです。笑
それでは、今夜はこの辺りで。お疲れ様でした。乾杯!